VIVA大和路②

2日目

①法隆寺

JR奈良駅から快速で10分ほどで、法隆寺駅に到着。そこから歩いて法隆寺をめざす。
あまりにお寺が見えてこないので少し不安になるが
道のりには案内版が所々にあるので、迷うことはない。
ただ、本には歩いて20分くらいとあったのになぜか30分程かかってしまった。
松並木を通り抜けて、門が見えただけで感動してきた。開門時間の8時に到着。
最古の木造建築。門をくぐると「広大な」お寺とわかる。桜もまだきれい。
気がすむまで見学しようと思うとわくわくしてきた。
まずは中門⇒西円堂⇒拝観入り口より回廊⇒五重塔・金堂⇒大講堂の順に。
五重塔の四面それぞれにある「塔本四面具」は、それぞれの面があるシーンを表現していて
のぞき見ることができる。
それから大宝蔵院・百済観音堂へ。
一番お会いしたいと思っていた夢違観音さまが、なんと扉を入ってすぐのところにいらっしゃった。
あまりに嬉しく、手を合わせた。
優しいお顔。少し微笑んで入るような。
早くから訪れた甲斐あってか、まだ人がまばらだったので、仏さまと向かい合う時間が長くとれた。
百済観音さまもほぼ360度から、あまりにも有名なその美しい姿をながめた。
法隆寺の仏像は皆、お顔がやさしい。
たとえ厳しい顔をしていても優しさが滲み出ているようにみえた。この百済観音さまももちろん。
目の前に立ったら、安心させてくれる。

かなりの時間を過ごした後、大宝蔵殿の秘宝展にも行った。
ここで意外にも見入ってしまったのは、写経された経典類の展示。
じっくり見れば見るほど、なぜこんなにきれいな字なんだろうと感心させられた。
平安の頃、写経していた僧侶は1000年以上先まで自分の書いたものが残ると
思っていただろうか・・・

最後に東院(夢殿)へ移動し、前日より救世観音像の特別開扉が行われており、
ありがたく拝見させてもらった。


②中宮寺

法隆寺での感動さめぬまま、中宮寺へむかう。東院からつながっているようにすぐの場所にある。
なかへ入ると、黄色いかわいらしい花が沢山咲き誇り、迎えてくれた。山吹だ。
尼寺として建てられたという歴史もあってかやさしい雰囲気が漂っている。
拝観のしおりに出てくる人物も聖徳太子の母上や橘大郎女、高松宮妃殿下と女性の名が並ぶ。
回り込んだところで目に入ったのが、「如意輪観世音菩薩半跏像」(しおりより)。
なんだか少しショックを受けるくらい、あまりに美しく、優しいお姿だった。
ぼんやり立ち尽くしていると、来る人がどんどん靴を脱いで中に入っていくので従った。
正座して観音さまとむきあう。
ある程度人が集まると係の人がテープをかけてくれ、由来やご本尊、天寿国曼荼羅の説明をきける。
が、私はずっと、心の中で話しかけていた。
今回奈良に来たかった理由。今思っている事。ずっと気にかかっていること。
お顔にすこしだけ手を添え、やさしく微笑みながら頷いて下さっているようなそのお姿に、
親しみやすささえ感じてしまったからかもしれない。


③法起寺⇒慈光院

中宮寺から、バスで法起寺方面へと思っていたが、バス停に行くと次のバスは1時間近くしないと
やってこないことが分かり、徒歩で法起寺を目指すことに。
地図を見ながら、見ても良く分からない私はとにかく広い道を北上。日差しがきつく、道のりは長く感じた。
さらに先には慈光院へ行こうと決めていたので、朦朧としながらも奈良交通に電話して
法起寺前から次に出るバスの時間を教えてもらう。
時間があれば法起寺を見学、なければそのままバスに乗り込むという微妙な時間だった。
やっと!右手に三重塔らしきものが少し見えてきた頃、
法隆寺近くですれ違ったジョギング中のおじさんとまた出会った。
あの時気にかけて声を掛けてくれたおじさん、ありがとうございました。

法起寺では三重塔や十一面観音様(だったと思う)をハイスピードで拝見させてもらい、
今回の旅で初めてバスに乗りこんだ。
慈光院は門をくぐったところから、茶室にきたという感じで、ぴりっと、温度が下がった気がした。
でもここはお寺。
お抹茶を頂く前に、本堂に上がらせてもらい、天井の龍が泣きますという体験をさせてもらう。
おもてなしを大切にするお寺の方のお話を聞きながらお茶を頂くと、緊張がほぐれて
今朝からの疲れまでもすーと抜けて行ったから不思議。ここに来なかったら、経験できなかった。
感謝の念を持ちつつ、慈光院を後に。

③薬師寺

バスで薬師寺へ移動し、到着したのは13時頃だった。
徳永英明さんのライブ映像で目にしてから、徳永さんが歌った場所に行ってみたいという
思いプラス、こちらの薬師三尊像にぜひお会いしたかった。
あいにくというか、奈良でもむしろ予想できることだが、修学旅行の大団体とバッティングしてしまった。
門へ入ると、思っていたより広い。そして、両塔も、金堂も重量感があって美しい。
なるべく団体を避けながら、白鳳時代の東塔から見て廻った。
薬師如来さまにはきっと声が届いていますように。ここでお守りをお土産に購入した。
順路に従ってすすむとさらに少し離れているところに玄奘三蔵院伽藍というのがあって、
特別公開中の「大唐西域壁画」を拝観することが出来た。この壁画も、すごい規模。
玄奘の遥かなる旅路をうかがうことができる。
しかし前日見た唐招提寺の障壁画といい・・・お寺ってすごい。
この壁画は平山郁夫画伯が30年をかけ完成させたものとのこと。

白鳳伽藍より中門まで戻り、近鉄西ノ京駅へ向かう。
ちなみに薬師寺近くで買った奈良漬、美味だった。


薬師寺にて今回の奈良旅は終了。

お供してもらった本・・・
☆「プチ贅沢な旅⑩ 奈良・大和路」 実業之日本社
今回は一人旅だったが、かなり参考になったガイドブック。
名所案内だけでなく、ルート組み立ての方法、旅のコツがたくさんの本。

☆「大和路・信濃路」 堀辰雄著  新潮文庫
歴史に興味のない私がそもそも奈良に興味をもったのは、
もう何年も前に手にした、大好きな堀辰雄氏のこの本がきっかけだったように思う。
「大和路」に出てきた場所や仏像と出会うと、「これね!」と嬉しくなったのだった。

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